【実録】デート

【デート実録】〜アドバイス⑦後日談〜 原因は、わたし自身の古い思考回路だった

こんにちは、国際婚活中のmomoです。
前回ハニバニさんに相談した内容の後日談です。

原因を探ったら、わたしの思考回路をほじくり返すことになりました!

イライラの原因はどこに?

デート相手に約束を破られた気がしてイライラしていましたが、時間が経ったら出てきたことは
「わたしこそ、彼の言ってることをちゃんと聞けてなかったのでは…?」という自分への問いです。
彼の態度は、本当にわたしの思うような理由からだったのでしょうか?

「わたしは」を起点にする

わたしはどうやら、
「彼がこう言ったから」「彼がああしたから・しなかったから」
という視点になっていました。
これって、よく考えたら「わたしが困っているのは彼のせいだ!」と原因を丸投げしているのと同じ。
「こんな思いさせて!ひどい!」と怒っていた訳です。
でも、彼の言動はきっかけに過ぎず、自分をイライラさせていたのは、わたし自身の思考や固定観念でした。
しかも、わたし悪くないのに!って思ってましたからね。。。

これは次のことを分けれていなかったからだと思います。

  • 事実:彼が予定の変更を提案
  • わたしの思考:そんなことするなんて、わたしを大切に思ってない証拠!
  • 気分:ひどい!(怒)
  • 当時の状況:転職活動で緊張感が続く毎日を過ごしていた
  • その時の望み:彼と話すと元気になれるからゆっくり時間が欲しい
  • 気づいてなかったこと:彼も代わりの案を出していたこと・わたしの希望に答えようとしてくれていたこと

そして、望みが叶わなそうだと感じた途端、不安が出てきました。

  • 不安:彼は、わたしをなんとも思っていないのでは?嫌われていたらどうしよう。

それからこの「不安=弱み」は恥だし隠さなければいけないと無意識に思っていたようで、これを知られたくないし(きっと自分でも気づきたくなかったから)イライラしてしまっていました。

でも、その不安をさらに探ってみると、中にあるのはごくごく素直な気持ちです。
それは、「わたしは彼と仲良くしていたい」ということ。
一緒に過ごす時間が、わたしにとってはとても楽しいものになっていたのです。
今まで長い時間を過ごして、居心地がよくて、だから彼も同じ気持ちでいてほしいと感じていました。
その期待が間違っていたのかもと感じて「悲しかった」のが本心です。
悲しい気持ちは恥ずかしいものだと思って隠したかった。
そこにわたし自身が気づいていなかったのです。

本当は楽しみにしていたことを素直に伝えた

そして週末のビデオコールでは、改めて彼に伝えました。
かしこまってというより、会話の流れで、ちょうど仕事の話になったから。
彼にアドバイスをもらった後、前のことを絡めて話し出しました。

わたし「あの時、わたし酷かったよね。転職活動も思うような結果が出なくて、ちょうどとても辛くなっていたから、ゆっくり話したかっただけなんだ。あなたと話すと、元気になれるから。」

彼「誰だって、大変な時期があるから大丈夫だよ。俺はいつでも話を聞くから言ってね」

わたしがキーキーしてたのに、許してくれてる!

わたし「毎週末、話すのは多すぎる?日本は夜でもう落ち着く時間だけど、ドイツはちょうど日中だし、友達と出かけるならいい時間帯だろうし。」

彼「そうだねえ、例えばサイクリングとか遠出する時は、”日曜は雨の予報だから土曜にしよう”って急に予定を変えることもあるよ。でも、この時間を楽しみにしてるんだよ。君と話すの楽しいし、平日に何を話そうかなとか、君のことを考えたりもしてる。でも時々、平日に仕事でいっぱいだと君と話す話題がなくって飽きさせちゃうかなと思ってた。だからそういう時は話さない方がいいかな、なんて考えたこともあったよ。」

わたし「え!そんなふうに思わなくていいよ。わたしは、週末のこの時間が待ち遠しくなってた。」

確かに、出かけたりして二人で一緒に何かを体験していくデートと違って、会話中心のビデオコールだとそこにどんな話題を持ち込むかっていうのは頭を使っちゃうことがあるかな。



彼の気持ち

ハニバニさんが、アドバイスの中で「彼自身もジレンマを抱えている」と書いていたように、それを表すような言葉を彼から聞きました。
「話したくないって訳じゃないよ、でも時々、ビデオコールするの辛いことがあるかな。直接会いたくなるから。ほんとはすぐそばにいたいし、触れたいし、一緒の時間を過ごしたい。」

!!!!!

普段から、わたしと一緒に料理したいとか行きたい場所などは言ってくれてはいました。
だけど、そこまで彼が細かに気持ちを表すのを聞いたことがなかったから、驚いて一瞬言葉が出ませんでした。
彼から聞くのは、「大丈夫だよ!会いに行くから!」という前向きなものだったから。
でも、彼がそんなふうに伝えてくれたことが、ほんとうにうれしく感じました。

今回も同じように、「会いに行くから心配しないで!」と言う彼。
はじめの頃は、へーと聞いていただけったのに、わたしもその日がどんどん待ち遠しくなってるのに気づいています。

言い訳する(ように聞こえて)彼のことを責めてしまったけど、
わたしから素直になればいいんだ、
ひねくれちゃってたのはわたしの方だよ
と気づいたのでした。


出てきた感情の奥を探ったら

冷静になるにつれ、
「わたし悪くないし!!」
のイライラもおさまってきた時に、その沈殿物を(見たくなかったけど!!)よーく見てみたら…

いろんな要素が絡まってはいたものの、わたし自身のある思考の癖が大きく影響していることに気づきました。

ラスボスと対面した

それは、”I’m not good enough.”という思考。
元気な時は決断と行動ができて思考が入る隙間がなくなるから影響が少ないものの、思うような状況の中にいないとこの思考が出てきがち。
「わたしはだめなやつなんだ、だから望む状況にいないんだ。」
「だから、この苦しい状況が当然なんだ」
からの自暴自棄。
「周りも、わたしにこの苦しさを与えるのが当然だと思ってるんだ!」
でもやっぱり苦しい。
「なんで!?」
って
無意識に陥っていました。
自ら苦しい考え方になるほうを選んでいるのは、水の張った洗面器に顔突っ込んで、
「息できない!溺れる!」
ってやってるようなもの。
そして、これを「誰も助けてくれない!」と絶望している。
せめて助けて!と叫べばいいのに、「誰も助けてくれるはずがない」と悲観もしてみたり。
さらに、「誰も助けてくれないわたしは価値がないんだ!」なんて大悲劇。

きっと、こう思ってしまうのが怖い。
「わたしには価値がないんじゃないか」って。
だからそれを発動させるきっかけを起こす相手に感情的になっていたのでしょう。
誰かのせいにしてる方が楽なのは、自分の見たくない部分を見ないで済んだから。

水から顔をあげる力があることも、洗面器の水を捨ててもいいことを(洗面器丸ごとでもよし)すっかり忘れていますね。
これが、わたしの思考回路だったみたい。

古い洗面器なら蹴っ飛ばしても結構。もう必要ないもんね。