恋愛観

自分の望みは「恋愛」なのか「幸せ」なのか?自覚しておくことが大事

こんにちは!
国際婚活中のmomoです。

恋愛の高揚感がないと、異性とのお付き合いが始まらない!
という人もいれば、
始めから一緒にいて落ち着く相手を選ぶ人もいますね。
本人が納得しているなら、どちらでもいいと思います!
でも、本心は穏やかな結婚生活を望んでいるのに、なぜか結婚願望のない人と真逆の関係性を持ってしまうなら、ちょっと立ち止まる必要があります。

わたしは、過去の恋愛では異性にドキドキを求めることが多かったです。
知らずにそういう相手を選んでいたこともあったのですが、自分の愛着スタイルを知ると納得でした。

注:恋愛と婚活、結婚は全部別物だ!という主張も聞きますが、ここでは、romantic relationshipsということで「恋愛」と書いています。

自分のパターンを知る

愛着スタイルというのは、心理学者・精神分析学者のジョン・ボウルビィによって確立された愛着理論を元に、Cindy Hazan とPhillip Shaverが大人の恋愛の関係性において見られる行動パターンのことです。
パターンは、安心、不安、退去-回避、恐れ-回避の4つに分けられます。
この愛着パターンについて、わかりやすく書かれているのは、こちら:「異性の心を上手に透視する方
この本では、「アタッチメント・タイプ」として3種類に分類しています。安定型、不安型、回避型と書かれています。
(原題がAttachedなのに、日本語タイトルが「異性の〜」と限定的な関係性を示してしまったのは、個人的に残念だなーと思います。性別にとらわれず、同性間や性別を特定しない人たちにとっても、パートナーシップを育みたい相手との関係性について学べる内容なのにもったいない。)

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診断をすると、わたしは「不安」の要素が強めでした。
(Web上でも様々な診断サイトがあります。サイトによっては、質問が異なっていたりするので、参考までに)

上の本によると、不安型の場合、回避型に惹かれやすい傾向が強いとこのこと。
不安型は、大まかにいうと、相手に振り回されがち…。
相手の気持ちがしっかりこちらに向いてないと感じると、そのことに囚われてしまって他のことが手につかなくなり、相手からの好意を常に求め続けてしまうというような行動が多くなってしまう。
逆に回避型は、親密な関係を避けようとするので、この2者の溝はどんどん大きくなる。
そして、この不安定さで感じるドキドキを恋愛感情だと信じて、時々見せる相手の優しさに期待を…って書いていて、過去の苦しかった恋愛を思い出して吐きそうですよ!!(爆)
不安型と回避型の関係性は、長引くことが多いのも特徴らしいです。
不安型の人は、自分から別れを切り出すのも苦手という人が多いから…ってこれ、あの時のわたしそのまんまじゃん!!

音信不通の彼

その傾向が激しく表れたのは、昔々、Aと付き合った時のこと。
Aと知り合ったのは、関東で短期で働いた時でした。その頃は、たまに話すくらいでしたが、かっこいいなーとは思っていたくらい。
わたしがそこを離れる前に、連絡先は交換していましたが、時々メッセージをやりとりするくらいでした。
そして、わたしが住む街に遊びに来るというので、1年後くらいに再会しました。
それがきっかけで付き合うようになったものの、片道500km以上ある遠距離でした。
月に2回会えればいい方。
わたしも新しい仕事が1年目だったこともあり、そこまで頻繁に会う時間は作れなかったので初めはこれでいいと思っていました。
ところが、Aは機嫌を損ねるとよく音信不通になり、数日〜1週間ほど経ってから全く別の話題で返事が返ってきたりしました。
前の職場でも、Aが放浪に近い旅を長く経験してきたというのは聞いていたし、同僚たちにスナフキンと呼ばれていたり(苦笑)したので、
(え、ちょっと待って。文字にするとやっぱりどうなんだろう??って相手だよ。。。)
頭では、Aは、好きにやらせておいたらまた戻ってくるだろうというのはわかっていました。
でも、やっぱり苦しい。
こちらがどんなに苦しんで伝えようとしても、Aはそれをするりと避ける。
話し合おうとすれば、わたしのせいにされる。
「大人なんだから、そんな感情は自分で片をつけてよ」
というようなことを言われたこともありました。


嫌われてるとしか思えなくて不安になっては、相手からそれを打ち消してもらいたくてしょうがない。
その言葉をずっと待って、苦しいのに自分から別れも切り出せないでいました。

最後に会った時に、彼は自分が思い描いた通りにデートが進まなかったことに対し不機嫌になりました。
その後また連絡が取れなくなり、しばらくわたしはダラダラ悩むことに。
この時も、「わたしのせいだ」なんて思っていました。(ウワー!!)
好きな気持ちは残っていたので、どこかでまだ期待していたんでしょうね。
結局、彼からの別れの言葉もないまま、時間ばかりが過ぎていきました。
そして確か半年後くらいだったかな、突然電話が鳴りました。
元気?という彼。そしてこちらの様子を伺う質問が、わたしの答えによってはA自身の答え方を変えていくだろうとピンときました。
それがわかった途端、これまで感じてきたAに対する怒りが噴出。
「今さら?自分は傷つかない場所からそうやって物を言ってくるの卑怯だよね。もう2度と連絡しないで。話したくない。」
今思えばもっと言ってもよかったなー。

途中で気づいていたけど

Aの言動が理解できなかったから、もっと知りたくて占い師や恋愛カウンセラーに相談したこともありました。そこでもわたしの対応が良くないとダメ出しされても(ダメ出ししてきたのは「男を自由にしてやらないとダメ」という男性ばかりだった)、わたし自身の苦しさは全く解決しませんでした。
周囲に相談がやたらと増える時は、うまくいってない時だから、ふと「これじゃダメなんじゃ…?」と我に返ったりもするのですが行き着く先は「わたしが我慢して努力しないと!」になっていました。
そう、不安だから余計にその不安から逃れようとして、我慢や努力に力を注いでしまっていたのです。

そのドキドキは要らない

Aとのことを悩んでいた時、ある友人に相談したら、
You don’t need him to be happy.
って返ってきました。
彼がいない=わたしは不幸せ
って思い込んでいたんですね。

彼がいたら、わたしは幸せ。
というのは、自分の幸せに条件づけている状態であり、それを彼に委ね切っている状態でもあります。
そもそも、わたしがhappyな状態になるために、彼はいてもいなくてもどっちでもいいのです。
まして、わたしに向き合おうとすらしなかった相手です。
いなくて、いいじゃん。

友人の言葉で、目の前の視界がグワっと開けた感じがしました。

振り返れば、Aとの関係性で感じていたドキドキは、不安定さから感じていたものでした。
相手の素敵な姿を見てドキドキを感じるのはいいけれど、
不安を高揚感と感じている場合だと、関係性に消耗してしまう。
不安型が強く、当時はこのことを知らなかったわたしにとっては、すり減る関係性でしかなかったのです。

「不安」「回避」「安定」のアタッチメントタイプには、どれが良い・悪いというのはなく、自分で理解していることが大事と本にも書かれています。

そして、自分は恋愛してドキドキを味わいたいのか、それとも幸せな関係性を求めているのか。
それはハッキリ線引きしておいた方がいい。
自分がどちらなのか、相手とどんな関係でいたいか、どんな状態にありたいか。
それを知っておく必要があります。

(もちろん、映画のような恋愛をし、そして結婚して幸せなカップルたちもいると思いますし、それは羨ましいなあ←)

こちらのいうことに耳を傾けてもくれない相手なんて、2度と嫌だよ。
お互い向き合って、そうやって関係を築いていける相手がいい!と、今のわたしは思います。
幸せ感じることを優先したい。